石ノ城紀行


古戦場は今は水底で静かに眠る

1番目の写真のほぼ反対側から、石ノ城の絶壁の突端部分を見る。1番目の写真はこの写真のずっと左側(川下)から見た写真である。
恐らく、島津征久が向かい合わせの城を構えた辺りから見た風景である。当時の薩摩の侍の鉄砲の腕をすれば、百発百中に近い距離である。
よって、石ノ城の建造物はもう少し奥の方にあったと思われる。
ただし、下からよじ登ろうとする島津勢に応戦する守備兵は、この辺りまで出てきてさまざまな妨害を行ったと考えられる。
写真中央部の、右寄り部分の水面近くに、石がゴロゴロしている部分が見える。これが石ノ城の土塁の痕跡なのか、単なる山肌なのかはわからない。
この部分の拡大写真はこの次にお見せする。

石ノ城


石ノ城 石ノ城