@今年は歩くぞ!妙円寺詣り

その十一:徳重神社での催しものの様子C

薬丸示現流やくまるじげんりゅう

薬丸示現流の皆さんです。
私は薬丸流、東郷流を問わず、示現流の技を見るのは初めてでした。
写真は「続け打ち」の様子。言葉の通り、連続で重い木剣を叩きつける。
女の子の剣士も気迫の「続け打ち」です。
独特の気合は猿叫えんきょうと呼ぶらしいです。
確かに、敵軍がすさまじい猿叫とともに躊躇なく突っ込んできたら、ほとんどの人間はひるむでしょう。

打ち終わった後の、残心ざんしん(と呼ぶのでしょうか?)
いわゆる「きめ」の姿勢です。

一定の距離から、剣を上段に構えた状態で一気に駆け寄り一太刀打ちつける「掛かり」の様子。
素人なのに、誠に僭越ながら解説しますと、
上段の構えといっても、剣道の上段の構えではなく、古式剣法の上段の構えです。
強いて剣道の技に例えると、「かつぎ面」の剣を振り上げた状態に近い構えです。
古式剣法は甲冑を着た状態を想定した技術体系らしく、甲冑を着て兜をかぶった状態では、剣道の上段の構えまで腕が上がらないのがその理由だとか。

剣を収めた状態から、気合と同時に一気に抜刀する「抜き」の様子。
いわゆる「居合い抜き」のような技。
古式剣法らしく下から上へ切り上げます。
生麦事件では、この「抜き」でイギリス人を斬ったとか・・・

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